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サイフ・マスト・ダイ(※予感)

久しぶりに煉獄Fを覗いた方は、4/25付けの記事「生存報告」に目を通しておくといいらしいよ!



いかん、危うくまた一カ月ほど生死不明の状態になるところだった!
メール返信や更新をお待たせしたままですみません……。


E3の動画を見てワクワクが止まらないどうしよう。
基本的に私はゲームを買う時、たいてい戦闘システムとストーリーの核心部分までのネタバレを知ってから買うのが殆どなんですが。とりあえずカービィとゼルダは発売日当日か土日に即買い決定ですね。へっへっへ。
メトロイドもいいですね。シリーズ重ねるごとに素顔サービスが増えてませんか、サム姉さーん!
ピット君は操作感が合えば……しかし万が一、1週目のクリア特典で、原点にして頂点の黒歴史ピット君ビジュアルが使えるなんてことになったら、操作感そっちのけで買うと思います。美少年天使なピット君もいいけれど、「ヤラレチャッタ」な彼も魅力的だと思いません?少数派ですか、そうですか。



漫画にペン入れしたはいいけれど、スキャナーに取り込むところまで行ってません。
ペンタブで描けばスキャンの手間省けるんだけどなぁ。ただでさえ遅筆なのに、ペンタブ使うと余計時間かかるんですよね。

――やはりアナログは、いい(しみじみ)

とりあえず漫画の代わりに、古いフォルダからサルベージした小話をオマケに置いておきます。
三年前に書いた文章なので、細部だけちょこちょこ修正しました。
ロイとダークしか出てきません。あしからず。
もともと戦闘描写の特訓と最後の掛け合いの為だけに書き始めた代物でしたが、ロイの性格があまりにも原作無視しすぎかなぁと思ってお蔵入りしたもの。いや、今でも十分やりすぎですけどね、うちのロイロイ。主にツッコミ方面で。
「ちょっぴり腹黒くて病み気味のロイなんて嫌!」という方には申し訳ありませんが、読まない方がいいかと思われます。
どんなロイでも許せる心の広い人だけ続きからどうぞ。

……しかしまともに乱闘というか、戦っているのは剣士組くらいですね。
子供軍団は出番多いくせに、まともに乱闘してないってどういうことなの。日常生活を謳歌しすぎです。




【サルベージ小話・無題】




***




「お前みたいな奴を何て言うか知ってるか?」

粗い剣舞の最中、ロイは腹の底から声を押し出す。

「悲劇の主人公気取り、ってんだよ!」

封印の剣に紅い火が灯る。
急激に温度が上昇した空気は陽炎を生んだ。

「事実を述べたまでだ。ところでお前のその安い挑発は、一体どんな特殊効果があるのだ?」
「てっめ……妙なところでマルスの影響受けやがって……」
「言葉遣いがなっていないぞ、公子」
「るせえッ!」

大気と共に揺らめくダークの無表情が含んでいた、一抹の嘲り。
ロイの頭にカッと血が上り、剣士にしてはやや細めな筋肉が隆起する。力押しの一振りで、降り注ぐ斬撃の雨を弾き返した。ダークは後ろへ小さくたたらを踏むが、瞬時に折り畳んだ膝を伸ばして、突進から鋭い突きを繰り出す。

「この際だから言わせてもらうけど、俺もお前が嫌いだよ!リンクと同じ顔で、サムスやカービィに助けてもらいながら、二人の仲間の命を狙ってるお前が大っ嫌いだ!」

刺突をカウンターの構えで受け止めたロイは、唇を噛み締める。
炎を纏った刀身による上段からの攻撃を警戒したダークは、剣を引き戻して額へ掲げる。案の定、体重と重力加速度が加わった重い斬撃が落ちてきて、金属同士が甲高い悲鳴を上げた。その悲鳴は長く続かず、刃が触れ合う時間はほんの僅かだった。
胴体が隙だらけと踏んだダークは、横への薙ぎ払いを仕掛ける。
しかし今度は下から迫る紅の刃。
ダークが目を見開き、咄嗟に攻撃から防御へ切り替えるにはあまりにも遅すぎた。
鈍い激突音。負荷がかかったダークの腕は痙攣し、刹那力を失う。
青い双眸が光り、風のような突きが狙い違わず剣の柄を襲った。

「っ……」

ダークの腕を、麻痺にも似た痺れと痛みが走った。
青空に黒い円を描きながら、勢い任せに剣が飛び行く。
失った得物へ意識を傾けたダークを、ロイは足で引っ掛けながら同時に左手で突き飛ばした。
地面に脳天を強かに打ちつけたダークの視界が、一瞬暗転する。幸い意識はまだはっきりしていた。反射的に閉じていた瞼をこじ開けると、馬乗りになったロイが視界に入る。ダークの首筋に剣を宛がった姿勢で、音も無く深い呼吸をしていた。
完全に敗北を喫したダークの顔には幾分の諦めと、ロイに見下ろされるのが非常に癪に障るらしく明らかな不快の色が滲んだ。
陽炎はとうに消え去り、生温かいだけの空気が二人を包む。

「……俺だって、好きで生まれてきた訳じゃない」

ロイの唇が蠢き、苦々しい声を吐く。
封印の剣がダークの細い首筋から離れ、持ち主の手によって力なく横へ転がった。
これでダークと地面を縫い止める存在は、上に覆い被さるロイだけになる。
顔面へ拳を叩き込むことも出来たが、ダークはぴくりと指先を震わせたきり、それ以上動こうとしなかった。否、動けなかった。
今まで必死に堪えてきたものが、ほんの僅かな隙間から零れ出してしまった後悔と痛切さが、紅い双眸の表面に映っている。
肝心の何かの正体が分からず、気迫に押されるがままダークは戸惑う。

「お前がそこまで人間に憧れる気持ちが分かんねぇよ。俺達のどこがいい?一人じゃどうしようもなく弱くて、頼って、縋って。そのくせ自分勝手で、平気で裏切ったり同胞殺しができるような生き物なのに」

地を這うような声音で謎かけ。少年らしさを残す、明朗快活な好青年の面影は、どこを探しても見えなかった。
普段は眩しいばかりの蒼色の瞳が、今は昏い光しか灯していない。
全てを逆光の所為だと考えたダークは、暫しの逡巡の後、冷静に答える。

「知るか」
「いやそこで知るかって言うかあんた」
「理屈で片付けられるならば、俺はお前を殺したいと思わないだろう」

頬と口元の筋肉を引き攣らせたロイに、ダークは淡々と囁く。

「ま、お前に感情論を語らせるのは最初っから期待してないさ。けどな、もし俺を理想的で幸せな人間みたいに見て嫉妬していたら、それだけはやめろよ。時々、ほんの時々だけど、俺はお前を羨ましいと思うこともある」
「は……?」

ダークは僅かに目を丸くした。
人の心の闇とは、喜んで受け入れてよいものではなく、むしろ自他共に忌み嫌われる。
ダークもそれを理解し、幾らか諦念していたが、よもやロイから真正面に羨望の言葉を聞くとは思わなかった。だが微塵も喜びを感じない。

「あんまり自覚してないみたいだけど、お前、実は誰よりも自由なんだぞ?おっさんの命令とか何とかで自分を縛ってるが、逆を言えばお前の枷はそれだけだ」

ダークは漸く気付いた。
翳りが差したロイの表情は、光の加減の所為ではないことに。

「色々な人達から期待されて、それはすごく嬉しいし、応える為に頑張ろうとも思ってる。でもそれって俺には少し重過ぎて、正直、何もかも投げ出したくなる時があるんだよなぁ。お前みたいに、自由以外の何も持たない奴に憧れて――」

不自然なまでに形作られた、ロイのにこやかな微笑み。
緩やかな弧を描く唇の端から、絶え間なく吹き零れていたのは、ロイの抱えていた闇だ。
光が強烈であればあるほど、裏に潜む影の彩りは濃い。
ロイの表情と言葉が物語る、無明の闇。自分と自分以外の全存在に向けた、抱いてはならない筈の憎悪、嫉妬。叶う筈のない願いに手を伸ばし続け、無駄しか残らなかった時の空虚な絶望。
初めてリンク以外の他人の闇に触れたダークは、悪寒に全身を粟立たせる。
知らなかったのだ。ダークの傍にいつも寄り添う闇は、麻酔のようにじわじわと柔らかく心を蝕んでいくものだった。獲物を前に大口を開けた巨獣のような、こんな獰猛なものは知らない。
己と、すっかり己の一部と化した負の感情毎、ロイの闇に全てを取り込まれてしまいそうな危機感が掠める。
ぐわんぐわんと脳を揺さぶる耳鳴りに似た警鐘。自己防衛の本能が作動。

「――!」

声なき悲鳴を発しながら、ダークは腕を伸ばした。空と陽と雨を自分から覆い隠すロイを突き飛ばそうとする。全力で拒絶しなければ。
しかしロイは笑顔のまま、無造作に上体を傾けて避けた。
影が崩れ、射光と雨が同時に降り注ぐ。

「なーんてな」

してやったり、と言わんばかりの悪戯めいた笑みと声。
無明の闇の集合体はその瞬間に霧散し、存在の痕跡すら残さなかった。
コインの表裏を返したような変貌の激しさに、ダークの思考は凍りついた。記憶と認識と現実。三つ巴の齟齬はダークの理解能力の範疇を超えていて、ただ呆然とするしかない。

「悪い。今の全部、八つ当たりだ」

ロイはばつが悪そうに頭を掻きながら、悠然と立ち上がる。
投げ捨てられていた封印の剣を拾い、鞘へ収める。ぱちんと高い音が鳴った。
音を合図に、茫洋な双眸へ光を取り戻したダークは、猫のような身のこなしで起き上がる。
爛々と輝く瞳は警戒の色一色に染まっていた。

「やはりお前は近い内に殺すべきだな」
「勘弁してくれ……」

対するロイは苦笑いで返した。
ダークは落とした帽子を片手に、土で汚れた髪の毛を乱雑に払う。しっとりと濡れた感触が指に絡みつく。
雨の勢いは弱かったとはいえ、止むことなく振り続ける空の下に居た二人に、服も髪も湿り気を帯びていた。
家へ帰ってからの後始末を考えると、思わず億劫な溜息がダークの口唇から洩れた。

「お前が半径五メートル以内にいて、声を発しているのを聞くと、何故だか知らないが自制が効かなくなる」

ダークの述懐に、ロイは天を仰ぎながら呟く。
口の悪い友人と軽口を叩き合うような雰囲気で。

「互いに嫌い合ってるなら、遠慮する必要もないだろ」

無言の時。
ロイの瑠璃色の双眸は、同じ色の空を見上げている。
ダークの二つの血玉は、宿敵が纏う衣と同じ色の鮮やかな大地を見据えている。
二人は剣の間合いから外れた安全距離を保ち、背中を向けて、しかしどちらも一歩を踏み出そうとしなかった。ダークが小さく首肯する気配を、ロイが感じ取るまでは。

「……成程」



蒼穹から零れ落ちた雨は、未だ止む気配を見せない。







***


ロイもストレスが溜まっていたようですね。
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プロフィール

紫天にょろ太

Author:紫天にょろ太
アバウトお気楽マイペース。
座右の銘は「明日できることを今日するな」。
欲しいものは知恵のトライフォース。
二次元キャラに限った人格破綻者愛好癖と慢性的睡眠不足を抱えている。治療は恐らく不可能。

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